007をミニマリスト的視点から書いてみる。
007シリーズはご存知の通り多くのブランドとタイアップし劇中にこれでもかとグッズが出てきます。オメガ、ターンブルアッサー、トムフォード、グローブトロッター、アストンマーチン数えきれないハイブランドの数々…、この物質主義の象徴のようなアクセサリーが007の魅力でもあります。
ミニマリストの対極にあるような存在のボンド氏ですが果たしてそうでしょうか?
これらのアクセサリーを身に纏って暴れ回りますが、トムフォードのスーツは破れ、オメガは爆発、アストンマーチンは傷なしで返ってくる事はありません(ほぼ廃車同然での帰還は日常)。なんなら女についても2回目は…。
この使い捨ての潔さ、良いものを極限まで使いこなす。その絶対的な自信。これこそジェームズボンドなのです。そしてこの人はたとえ何もなくても自分の知恵と経験で困難を乗り切る事ができるスゴイ男なのです。
あなたにはトムフォードを着て汚れるのを厭わず戦う事は出来ますか?
世界最強の公務員ジェームズボンド。憧れとその戒めに買った置物、まだまだ未熟です。こいつを見るたびにお金の犬に成り下がるまいと心引き締めています。
Royal Doulton