山とミニマリズム

mountain & minimalism

ミニマリストのトレーニング


もうジムもダンベルもいらない




自重トレーニング"キャリステニクス"が強さを得るための絶対的トレーニングである。
強くなるのにジムはいらないと著者は喝破する。限られた時間と空間すなわち刑務所という弱肉強食の世界で生き抜く知恵を体系化したものが本書にまとめられている。
近代の筋力トレーニングはジムなどの機械トレーニングが主流となっているが、古くスパルタの時代まで遡った時にその時代にそのような機械はなかった。ではどうやって体を鍛え上げたのか?
その問いの答えとなるのだろう。
レーニングの詳細は本書の書評に山のように書いてあるので割愛するが、これもミニマリズムに通じるものを感じた。

買っては使わないトレーニング機器(腹筋ローラーやダンベルなど)は部屋の景観を損なうガラクタとなってはいまいか?
その点、ボールや懸垂用のポールを除けば必要なのは己の体と強くなりたいという意思だけ。
本質を求めるのにモノはやはり必要ないようだ。
この点はミニマリズム視点で非常に共感しやすい。

怪我の予防からスポーツのパフォーマンス向上までそれこそ少しずつ少しずつチリを重ねて集めるように続けることができれば強靭な肉体を手に入れることができそうだ。
ボルダリングで少し関節を痛めていた時に出会い、健や関節を鍛えるというワードに目に鱗であった。

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